魚の時計

魚時計をつくろう 7

必要なブロックをネットショップで注文。

設計図をもとに、早速組み立ててみた。

文字盤の中央の穴のサイズが時計のムーブメントの直径と違うので、

ドリルで穴のサイズを大きくした。

綺麗に穴があけられるか不安だったが、割れたりもせずなかなか綺麗な穴。

棒ヤスリでくっついた削りかすを取った。

ムーブメントを装着して、魚時計の完成!

 

所員「完成したんですね」

所長「・・・・あぁ」

所員「よくみると、口が怖いです」

所長「ブロックだからな」

所員「正確な時間はわからないですね」

所長「まぁ、だいたいわかればいいだろう」

所員「最初ですし、これくらいでいいのではないですかね。お疲れさまでした、所長」

所長「次は何を作ろうか」


魚時計をつくろう 6

 

ブロックを計画的に購入するために、配置図を描いた。

色のシミュレーションをしてみる。

元画像はこれ。黄色が2列のブロックで、オレンジが1列のブロック。

 

 

オンラインショップのブロックの在庫とにらめっこしながら色を考えていく。

文字盤は8角形のプレートにしたが、色が3色程度しか選べなかったので、黒色に決定。

 

「青魚」

「黄色×黒」視認性No.1

「モノクロ」シンプルカラー

「ひれが派手」

所長「どれにしようかね。いろいろ作ったら迷うね。」

所員「これがいいんじゃないですか?さわやかで」

「黄色×青」

所長「そうかな。ではこれにするか」

いろいろ悩んだが、一番最初に考えた配色になった。

頭をしぼって考えても、結局最初のものに決まるのは意外とよくあること。

これをもとに、ブロックを注文するとしよう。


魚時計をつくろう 5

 

とりあえず魚の形状をブロックで作ってみよう。

手元にあるブロックは限られているので、あるもので作ってみる。

めざすは熱帯魚。

まずは頭から・・・

 

まだ魚とは言えないな・・・。

尖った口でかろうじて熱帯魚らしさを表現できているだろうか。

目を大きくするため、ブロックの周りにゴムをはめた。

このまま作り続けてみよう。

全体を作ってみたが、バランスがまだ悪い。

また、魚らしさを表現するディテールが圧倒的に足りない・・・。

時計の針をイメージするため、紙と針をのせてみた。

全体のサイズはこんな感じでよいだろう。

 

背びれと尾ひれを豪華にした。

 

所員「ようやく作り始めたんですね。」

所長「どうだ、どこからどう見ても魚だろう?」

所員「全体のバランスが悪いですね。」

所長「・・・(!) まだ途中なのだ。仕方あるまい。」

所員「これからどうするんですか?」

所長「もっとひれを足したりだとか、いろいろしてだな・・・」

所員「どうしたらよいかわからないのでは?」

所長「そんなことは・・・」

所員「こんな形にしたらどうですか?この写真の魚は、エンゼルフィッシュです」

所長「・・・なるほどな」

 

写真を見ながらブロックをつけること数分後・・・

ひれをさらに追加して豪華にした。

だいぶ形が決まってきたが、色がバラバラである。

ブロックを購入する必要があるな。

 

 


魚時計をつくろう 4

問題点は以下の通りだ。

・時計本体のサイズに対して針が異様に短い。

→これは本体を針の長さに合わせるべきか、針の長さを伸ばして本体に合わせるべきか考えどころだ。

掛け時計なので、現在の本体サイズは妥当であろう。

となると、針の長さを伸ばすことになるが、別素材を加工して、接着剤で貼付けるのがよさそうだ。

 

・魚の要素がない。

→悔しいが、所員の指摘の通りだ。魚のオブジェかレリーフをレゴで作ってはめこむとするか。


魚時計をつくろう 3

レゴブロッグで時計本体を作ることにした。

我が制作所には、すでに2種類のレゴが出番を待っている。

レゴ 基本セット 青いバケツ 7335

レゴ 基本セット のりものセット 5489

時計土台を購入するため、ビックカメラ新宿西口店おもちゃ売り場へ。

緑色と青色の2種類がある。

魚はどこに住んでいるか。もちろん海や川や湖などの水の中である。

迷わず青を購入。

 

レゴ 基本セット 基礎板(青色) 620


こうして眺めると、偶然外観がすべて青いな。

セット物は中身はカラフルなので関係ないが・・・。

 

必要最低限の材料がそろったため、とりあえず全体のイメージをつかむために時計を作ってみようではないか。

 

・・・20分後 (^_^)/

できたぞ!!!!!

所員「今の大声は何ですか?うるさいですね・・・」

所長「時計を作っていたのだ」

所員「どれ、みせてくださいよ」

所長「これを元にだな・・・」

所員「何ですかこれ、魚の要素が全くないじゃないですか」

 

この段階では針は置いただけだし、まだ時計でさえない。

ここから、イメージを膨らませていくのだ。

今回の試作品でいくつかの問題点が浮き彫りになった。

 


魚時計をつくろう 2

「行ってしまってそれで事が済むならば、早くやってしまった方がいいだろう。」

シェイクスピア

 

所長たるもの、決断は迅速に行わなければならない。

重要な決断だからと熟考したいからと先延ばしにしていたら、いつまでたっても何事も成し遂げられないのである。

 

というわけで、材料を購入することにした。

東急ハンズ新宿店にて

クラフトクロック ムーブメント SP-390

 

クラフトクロック 時計針 SH-9

 

ムーブメントは厚みを迷ったが、文字盤がある程度の厚みに耐えられるよう10mmまでにした。

針は塗装する可能性も考慮して白色にした。しかし文字盤のベースカラーを青にするつもりなので、白色そのままで使用する可能性が高い。

 

1) 時計であること

2) 魚であること

 

魚時計をつくるにあたって決めた条件はたったの2つ。

魚を何で作るべきか。それが問題だ。

 

所員「所長、さっきから何ぼんやりしているんですか。時計、すすんでますか?」

所長「・・・。」

おそらくすすんでおるよ。ゆっくりとだがな・・・。

 

 


魚の時計をつくろう 1

新宿の東急ハンズにて、時計の中心部を探す。

それが何であるか、どのような名前かもわからず、とりあえずクラフト売り場をうろうろするが、みつからない。

探し疲れて時計売り場にたどり着き、知識も経験も乏しすぎることを自覚し、そばの店員さんに教えを請う。

「あの〜・・・時計を手作りしたいんですけど、針とかってありますかね?手作りキッド的な・・・」

「(食い気味に)ありますよ。この上の○階になりますね。針もムーブメントもございます」

さすがプロ。早い。ありがたい。それまでの無駄な時間が嘘のよう。

そして、ムーブメント?初めて聞いた言葉だ。

針を動かしているメカの部分だろう、と適当に憶測する。

エスカレーターにて移動。再び探す。探しているうちにフロア一周。

まだ見つからない。モーター売り場も、接着剤売り場も、おとなの科学売り場も、それらしいところをみたが、ない。

フロアを教えてもらったのに、知識と経験どころか、センスも全くなく、自力で探し出すことは不可能と判断し、再び先程とは違う店員さんに声をかける。

「どうぞ、こちらです」

時折こちらをふりかえりつつ、店内の端の方へ、カリスマ店員はどんどん進む。どうしてこんなに商品量が多いのに、一瞬で置いてある場所を特定できるのか。すごすぎる。さすがカリスマ。

発見!

セイジのクラフト時計

http://item.rakuten.co.jp/seiji/c/0000000151/

文字盤の厚みによってどのムーブメントを購入するかが決まるそうだ。

24時間で1周するものや、床屋さんなどで使う逆向きのものなど、いろいろある。

所長「この針、飛行機の形をしているぞ」

所員「だめだですよ。魚の時計でしょ」

飛行機の針、あっさり却下。

所長「じゃあ、ムーブメントと針、これにするとするか。文字盤サイズはなるべく厚いものを選ぼう」

所員「今日急いで買わなくても、今日はこのカタログだけもらって、何を買うか予定たててから買ったらどうです?」

もっともだ。

つづく